閉鎖空間へようこそ 1

『Worldが開けない』 始まりは誰かの一言だった。 その日、僕らはネオ渋谷のハチ公前で示し合わせたわけでもなく集まり、いつものように駄弁っていた。 そして22時、いつものように、ある人はイベントに行くからと、ある人は明日が早いからと、ある人は夕飯を食べるからと、解散にしようとした時だった。 いつものように。…