貧困を利用したナチが家族を引き裂いた - ベルリン 1933 壁を背にして/ クラウス・コルドン

コルドンのベルリン3部作の2作目。1932年から1933年、ナチが第一党となり、ヒトラーが首相に任命され、ドイツ国会議事堂放火事件が起きるまでの様子を、ナチに抵抗する家族の目線で描いた小説です。 ベルリン 1933 壁を背にして/クラウス・コルドン 1作目「ベルリン 1919 赤い水平」に圧倒された私は、すぐに二作目の「ベ…