完成形の自分という幻想

完成形の自分を求めて、自分自身をいじくり回す。 どこかに理想の自分があるのではないか。 そしてそこにたどり着けるのではないか。 そこにたどり着いたなら、安楽が待っているにちがいない。 そのように努力を続ける。 しかし、どこまで行っても理想の自分になど届かない。 ひととき到達したと思っても、また新たな自分…