トイレに行くのが怖かった

本を読んでいてトイレに行くのが心底怖ろしかったのはスティーヴン・キングの「シャイニング」を読んだ時である。読んでいたのが深夜だったのもよくなかった。 初めて僕がキングの本を読んだのは、文春文庫で出版されていた「ペット・セメタリ―」である。「あまりの恐ろしさに発表を見合わせていた」という煽り文句を読ん…