大切な人の顔を思い浮かべながら

陶芸と料理 梅雨入り前の6月上旬、娘たちと佐賀の山に出かけた。 向かったのは、陶芸家の太郎さん宅。 亡き妻の遺骨は、太郎さんが作ってくれた骨壷に入れている。 僕らは、そんな関係だ。 最近、娘は焼き物に興味を持っている。 その日、娘は太郎さんの仕事場に入ると、土をこね、ろくろを回し始めた。 娘の彼氏、ねすた…