友が待つ佐野へ

私には生涯の宝と決めている1冊の本がある。その本は店では買えないし、図書館で借りることもできない。 本の著者は大竹智浩くんという青年である。彼は私の仕事の相方であり、友だった。 *** 大竹くんは胸ときめかせて入社したはずの星野リゾートを、思うところあって3年で退職。その直後、1ヶ月かけてイギリスとスイ…