母の形見の絵本が新たな場所へ

亡き母は自宅の庭で「ひまわり文庫」という子供向けの小さな家庭文庫を営んでいた。文庫の営業が終了したあとも、本たちは静かに主の不在を守り続けていた。 時々文庫に足を運び、懐かしいタイトルを手に取っては思い出に耽っていたのだが、このたび蔵書の一部を姉が勤めている老人ホームへ寄贈することにした。 傷んでい…