小説『定型発達症候群』2

heugbaeg.hatenablog.com 2589年 わたしは大学生になった。 わたしは相変わらずことばにできない苦しさを感じている。 同級生たちからは「変わっている」と馬鹿にされたり、いじめられることもあった。 学校の先生からは、「もっと相手の人の立場を考えて、ことばを尽くしなさい」,「最後まで人の話を聞きなさい」と…