あとは野となれ山となれ
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名作になりそうだった『月への梯子』樋口有介著
6室のアパート「幸福荘」の大家福田幸男は、40歳であるが、小学校の低学年くらいの学力しかない。近所で総菜屋を営む幼馴染の京子とその母親だけは昔ながらの「サッちゃん」と呼ぶが、その他の人々には「ボクさん」と呼ばれている。 幸福荘は20年ほど前に幸男の母親が息子の将来のためにと自宅を改装して始めたもので、母…