祖母の干渉

「婚活したらいいんじゃない?」 さも、すばらしい発見でもしたかのような調子で、昔、働いていた職場のおばちゃんは、当時22、3だった頃の私にそう言った。 その当時、それはもっともな話だと思った。 別に、仕事で何かを目指していたわけでもないし、就職に興味があったわけでもない。正社員を目指しているわけでもなか…