柏木が残したもの(横笛 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 柏木があっけなく亡くなってはや1年が過ぎた一周忌に光君は黄金百両を柏木の父に進呈した夕霧も多くの供養をし、自身でも心をこめて法要を取り仕切っている 朱雀院が寺のそばの林で取れた筍や山の芋を尼宮(女三の宮)に送ったそれを若君が齧っては放ろうとしているので光君は「食い意地がはっていると、口さがない…