死は終わりではなく、大切な人との永遠の別れでもない 〜遺された人々の心の中には故人が生き続けている〜

大乗仏教の経典は歴史上の釈尊(釈迦如来)以外にも数多くの諸仏を認め、併せて各諸仏が所有する仏国土をも想定しました。一仏国土に一仏の原則により、それぞれの仏が固有の浄土を建立すると考えました。 その代表例が初期大乗経典に含まれる『浄土三部経』に登場する阿弥陀如来の極楽浄土でしょう。その極楽浄土は法蔵菩…