涙の数だけ梅がある

初めて青梅を買った記念すべき年、2021年初夏。 梅といえば実家に老木があり、半世紀以上、夏には実をつけている。 子供の時、落ちている青梅を道に並べて、ローラースケートの車輪の間を通れば小ぶり、通らなければ集めて叩いて割ってみるという不思議な遊びをしていた。 ほんの僅かだが梅干しも作っていた。ベランダに干…