『光のない海』 白石一文 / 作中の舞台を感じたい

『光のない海』 白石一文 集英社文庫 2019.2.6読了 白石さんは作中の舞台である地域を表現することがすこぶる上手だと思う。目に見える風景だけでなく、その地域ならではの料理であったり、そこに住む人達であったり。おそらく、小説を書く前に、自分でその地域に出向き、身体で感じることを大事にしているのだと思う。去…