書に耽る猿たち
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『孤独の発明』ポール・オースター/孤独でないと物語は書けない
『孤独の発明』ポール・オースター 柴田元幸/訳 新潮文庫 2020.1.6読了 年末に読んだ『ムーン・パレス』に次いで、オースター2作目である。本作品は、作家として名を馳せる前に書かれたもののようで、初期の作品と言える。この物語は大きく2部構成になっている。 私は元々、ある人物の過去や生い立ちをなぞるシーンが好き…