『手のひらの音符』藤岡陽子/心温まる希望あふれる小説

『手のひらの音符』藤岡陽子 新潮文庫 2020.3.14読了 初読みの作家さんである。タイトル、表紙、そして帯の文を見ただけで、正統派の小説なんだろうと予想できる。読み終えた今、予想に違わず良い小説だなと温かい気持ちになることが出来た。 長年働いていた会社が規模を縮小することになり、アパレル部門を廃止することに…