『非色』有吉佐和子/結局どこでも差別は起こる

『非色(ひしょく)』有吉佐和子 河出文庫 2020.11.12読了 この作品のことは知らなかった。というのも、長らく重版未定状態にあったからだ。使われている言葉に、差別と捉えかねない表現が多くあるのだ。巻末に有吉さんのお嬢様のよせがきがあるが、戸惑いながらも、この本の意義を編集者に熱く語られて、今回の復刊を了承…