『めぐらし屋』堀江敏幸|蕗子ではなくて蕗子さん

『めぐらし屋』堀江敏幸 新潮文庫 2021.8.20読了 めぐらし屋ってなんだろう。想像をめぐらせる夢想家なのか、屋とついているから何かのお店なのか。タイトルから小説の中身を思いめぐらせること、これもなかなか楽しい。 父親を亡くした蕗子(ふきこ)さんは、父親が住んでいた家で荷物整理をしていると、あるノートをみつ…