アニメ(ーション)におけるリアリズムとヒューマニズム序説――『リズと青い鳥』と『花とアリス殺人事件』

アンドレ・バザンはこう述べた。 「そして絵画や彫刻の起源に「ミイラ・コンプレックス」が見出されることだろう。徹底して私に抵抗した古代エジプトの宗教では、身体の物理的永続が死後の生を保証すると考えられていた。その点で古代エジプトの宗教は、人間心理の基本的な欲求、すなわち時の流れから身を守ろうとする欲求…