『乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO』命のビザへ続く一言

青柳碧人の「乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO」を読んだ。 偉人にも、まだ何者でもなかった時代がある――そう思うだけで、歴史はぐっと身近になる。本作「乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO」は、若き日の江戸川乱歩と杉原千畝が早稲田大学近くで出会っていた、という大胆な歴史IF小説である。 今の私たちから見れば、乱歩も千畝もすでに“完…