一点に向かって収束していくような

電車の向かいに座っている人のロングスカートの裾に、蝉が止まっていました。 あんまりびっくりするようなことに出会わないというか、珍事とは縁遠い毎日なので目を疑いました。 乗客も少なくほぼ私とその人くらいで、なんだか異世界に迷いこんだような不思議な気分。 帽子を目深にかぶっていたのでわたしの視線はたぶん気…