120年前のアメリカ農村部の種痘政策——分権的制度と情報化の文脈で /平体 由美(東洋英和女学院大学) | 医学史と社会の対話

 天然痘をはじめとする伝染病がもたらす影響や、天然痘を予防する種痘を歴史的にどう理解するかという課題は、近年の医療史の大きなテーマとなっています。新しい薬が開発された、病気が防がれた、町は救われた、という成功物語にはとどまらない「意味」を見出す試みが、広く行われています。ここでは、20世紀初頭のアメ…