放浪の俳人・種田山頭火

「分け入っても分け入っても青い山」という俳句で知られる「種田山頭火(たねだ・さんとうか)は、俳句のなかでも、5・7・5の基本形と季語を廃し、より自由な句作を目指した運動の担い手でした。師匠は荻原井泉水(おぎわら・せいせんすい)で、同じく放浪の俳人であった尾崎放哉(おざき・ほうさい)と同門です。いま…