虚虚実実――ウルトラバイバル
id:iirei
『詩への架橋』:詩の鑑賞者としての大岡信〜『折々のうた』の原点
大学に入学し、理科一辺倒だった私、その理科系に失望し、代わりになるものを模索していた際、他大学に文科系の友人が出来て、文学青年だった彼に推奨されたのが、『詩への架橋』(大岡信:岩波新書)でした。この本は、編者の大岡信(おおおか・まこと:1931−2017)さんが、古今東西の詩を選りすぐり、読者に呈示…