蒼天遊々な旅
id:ikazuti-d
幸多からんことを。
『同じ趣味なら、どこぞの山の山頂でお逢いすることもあるでしょう。』 年下の後輩君の影響を強く受けて俺は山登りを始めた。 遠巻きながら、彼の山を登る姿を応援していた。 お互いの関係性と距離感を考えて、あえて山行を共にすることが無かったのは暗黙の了解だったかもしれない。 彼は『今年一年で100回右田ヶ岳に登る…