多肉植物のように〜高次脳機能障害を患った建築士の日記

「さくらん」を観た。びいどろの鉢の中でしか美しく生きられない金魚のような遊女を蜷川実花監督がビビットな色彩で描いた映画。もちろん廓の中の女の戦いも描いているが、最後に桜を見に行く二人の姿が、美しくも切なく感じさせている。そして、椎名林檎の音楽が色彩にも題材にも実にふさわしい映画だった。＃白猫独りロ…