蛹の尾突起

尾突起(cremaster)とは第10腹節の先端が伸びたもので、 鉤状刺毛が生えていることが多い。 この刺毛の一部は第10腹節の肛上板の刺毛に起因する。 鉤状刺毛は幼虫期に吐いた糸に引っ掛かりやすい構造になっている。 これは動くことの出来ない蛹がコロコロ転がっていかないように保定することや、 羽化時に蛹の殻がついて…