鬼の手掛け石 | 日本伝承大鑑

【おにのてかけいし】またの名を“姥の手掛け石”。東北の地であるが、渡辺綱の伝承が残されている。京の朱雀大路の羅生門で、渡辺綱は鬼と格闘して右腕を切り落とす。しかし取り逃がしてしまったために、切り落とした腕を石の長持に保管して、諸国を回って鬼を探し求めた。そして辿り着いたのが姥ヶ懐という地でであった(…