ドゥルーズ 「何を構造主義として認めるか」

ドゥルーズ 「何を構造主義として認めるか」(1972)は、ラカンの「「盗まれた手紙」のセミネール」の読解を中心とした、構造主義論である(小泉義之訳、河出文庫)。 「「盗まれた手紙」のセミネール」は1956年に発表され、『エクリ』(1966)の巻頭に掲載された、ラカンの重要論考の一つ。言わずと知れたエドガー・ポー…