ラカン「「盗まれた手紙」についてのセミネール」その1

人間の経験、まさに主体の経験である経験、主体を実在させる経験の本質的な部分は、象徴の出現の水準にあります(『フロイト理論と精神分析技法における自我』下巻77頁) 「「盗まれた手紙」についてのセミネール」は1956年に発表された。日本語では弘文社『エクリ』で読めるが、今回は日本ラカン協会『ジャック・ラカン研…