アンチクライスト

公式> ラース・フォン・トリアー『奇跡の海』は、自然にかこまれた、けれど森のない風景だ、と書いたけれど、この映画は逆に森そのものが主人公のような映画だ。単なる「環境」じゃない、もっと能動的な意味のある「場所」だ。この映画での森のみかたは『カリスマ』(黒沢清)に少しにている。静寂なやすらぎの空間のよう…