池内恵「書物の運命」

文藝春秋 2006年4月15日初版 著者はイスラム学者。1973年生まれとあるからまだ30代前半である。父はドイツ文学者とあるから池内紀氏であろうか? 書評あるいは本の感想をおさめたものであるが、当然著者の専門分野からいって中東問題などを論じた本が中心である。一読して、イスラム学というのだろうか、とに…