コラム:物価高のマイナス効果、強制貯蓄で補えず 耐久力が低下

4月の全国消費者物価(除く生鮮食品、コアCPI)は前年比プラス2.1%だったが、生活実感により近い「持ち家の帰属家賃除く総合」は同3.0%だった。今後、賃金や消費の伸びが3%を上回らないと実質値はマイナスを続け、物価上昇の打撃の大きさを多くの国民に知らしめることになるだろう。