コラム:ECB購入債券が「損失マシン」化、利上げで噴き出す難問

ユーロ圏は間もなく、約10年間にわたる欧州中央銀行(ECB)の大盤振る舞いの「ツケ」を払わなければならない。金利上昇により、ECBが2014年以降買い入れてきた債券のポートフォリオが「損失製造機」と化している。損失の分担方法を巡ってユーロ圏諸国の間で大きな緊張が生じかねない。