臨床の砦と非日常性

日常の裏に潜む亀裂や非日常は気づかれにくい。 現場の臨床医の日常は非日常である。 コロナ禍になり、非日常性はますます拍車がかかった。 臨床の砦はコロナの最前線で戦う医師の非日常を見事に描写している。 終わることのない日常業務の合間に行う発熱との戦い。 減ることのないコロナ患者。 さらに、本書が驚くべきこ…