稲岡奴之助は、「ぬのすけ」か、「やっこのすけ」か?

稲岡奴之助だが、御遺族の方によると、「やっこのすけ」と読むと聞いているというので、手持ちの資料を整理してみました。1 「ぬのすけ」とする資料 一 『明治文学書目』(村上文庫、昭和12年4月) 奴之助(ルビ:ぬのすけ) 稲岡正文[別号]蓼花、桜庵 明治六年一月一日京都に生る 浪六門下 二 『日本近代文学大事典第一…