地球にとって月は

地球にとって月は音が出るただの玩具重力の手を伸ばして届くぎりぎりの距離 月にとって地球ははるかなブルーのあこがれ昨日のことのような別離を等間隔で繰り返す さあここで別れなさいと言われて取り囲む宇宙船団は涙した植民の夜の遥かな試みを冷酷な一瞬ではじめないといけない 僕たちにとって母星は苦しい大気に包まれ…