夏姫 男を翻弄した人生か、男に翻弄された人生か【女たちシリーズ004】

今回は夏姫。 『なつひめ』と読みそうですが、『かき』と読みます。この人物を最初に知ったのは陳舜臣さんの『十八史略』を読んだときです。 夏姫は鄭の穆公の娘です。(鄭の穆公はのちに覇者となる晋の文公となる重耳を粗末に扱った『文公』の息子ですね。こちらも文公なのでややこしくてこんがらがってしまいます。今回…