私は失敗作〜母に明かされる私の育てられ方〜

私が大学二年生くらいだったかな。 その日は何でもない普通の日の昼下がり。 珍しく波風立たない、親子の間が凪の時。 (実家時代は支配したい母とそれに抗う娘の反抗で平和な時間は3日続けばいい方だったと思う。) 縁側で日向ぼっこをしながらお茶を飲んでいた時、母が何の前触れもなく、突然、言ったんだ。 「ママは子…