胸腺のアポトーシス所見からみた乳幼児虐待の証明

本研究では被虐待児症候群の範疇に入ると思われる乳幼児死亡11例と、それ以外の乳幼児急死25例について、胸腺のホルマリン固定パラフィン切片を作成、Nick end labeling法(TUNEL法)やアポトーシス関連抗体(抗bc1-2抗体、抗Le^Y抗体)を用いたアポトーシス所見を比較した。特にTUNEL法では、被虐待児症候群のほとんどの症例…