『O嬢の物語』ポーリーヌ・レアージュ(グーテンベルク21)

1 O嬢物語とは フランス文学に異彩を放つ代表的なエロチック文学の古典。古典と言ってもフランスで刊行されたのが1954年で100年も経っておらず、それでも古典としての雰囲気があるのは、人間の変わらぬ性を描いているからでしょうか。内容はSM小説のM視点で書かれた、きめ細かい描写が売りの作品です。前書きにあるように…