伏見七尾 『獄門撫子此処ニ在リ』 (ガガガ文庫)

獄門撫子此処ニ在リ 獄門撫子此処ニ有リ (ガガガ文庫)作者:伏見七尾小学館Amazon ――わたしが始めて見たものは、荼毘の炎でありました。――骸燃やす火の色を、わたしは何故だか覚えてる。 獄卒の血を引き、鬼を喰らって生きる「獄門家」の末裔、獄門撫子。無耶師――いわゆる霊能者たち――からも恐れられる撫子は、鬼退治の依頼…