芥川賞受賞作品を読む日々
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●「プレオー8の夜明け」(古山高麗雄)
芥川賞受賞作品としては珍しく、初の「ゲイ」の登場の作品である。メディア的表現の世界では、おそらく芥川賞始まって以来、小説という作品化の世界で主流として描かれた、そのすぐ傍で何やら正体不明の影の存在はずっとあり、それはその作家の主体性の主張の影に潜んで無意識、あるいは状況擁護のような目に見えない形で…