蝸牛随筆(22) 公園のストーン 後編

彼らがどこかへ走り去っていくのと入れ替わりに、別の少年が一人ストーンのところへ駆け寄ってきた。どうやらストーン遊びの一部始終を遠くから見ていたものらしい。 目を輝かせて、早速ストーンを抱えてみようとするけれど一向に持ち上がらない。さっきの彼に比べればいま少し年弱であるようだ。さて、抱えられないと分か…