盆栽と暮らす(12) 暑中お見舞い申し上げます

炎天燃えるような烈暑のなか、棚の盆樹たちは逞しく生を謳歌してその緑を漲らせています。 「なんともはや、見習いたいものだなぁ」と思うひ弱な人間はサッシの内、高校野球を聞きながら冷房の効いた安全圏にわだかまって情け無い感慨を述べているわけでありますが、日に三回、私の場合は鉢が小さいために朝に昼に夕に都合…