破壊者ウルトラマン(大江健三郎) 〜『世界』73年5月号

要約すると、 ①「子供大人」「大人子供」の中途半端な人間が作った「怪獣映画」はいかがわしい。 ②怪獣の出自は自然の生命。一部、被爆者に差別的な発想のものが存在(『セブン』#12欠番騒動を念頭)。 ③都市破壊にリアリティがあったり、作り手に内的必然があるとすれば、近代戦争・核兵器・経済成長による自然破壊がそ…