ミモザの咲く頃に その1

つかのまの春とともに しぼんだばらを惜しむまい 山のふもとの風かげに 実るぶどうの房もすてがたい。 草深きわが谷合(たにあい)の飾り物 こがねにかがやく秋のよろこび それは乙女の指のように ほっそりとしてけがれもない。 /岩波文庫 プーシキン詩集 ぶどう より 大阪の京橋方面から、JR環状線内周りに乗る。桜宮…