長男は友だちのようでいて他人のように遠くもない

長男が、近くに越してきたのは 二年前、私が怪我やささいな病気を繰り返してた頃です。 特に用事はないけれど、たまに着信履歴を残すと 「どした?」と、かかってきます。 とにかく、手も目もかけられず育ったせいか 少年の頃からある日突然、駅で待っていたり (マルコのように)職場に訪ねてきたりしました。 第50話 走…