暗黒街の弾痕

★★★★★ 1993年9月8日(水) 第七藝術劇場 悪循環に止め処なく墜ちてゆくことに些かも情緒的でない。後世の多元的で錯綜した構成の『俺たちに明日はない』に比し初源的で単眼的なのだが、原理的な表現主義ショットが鋭利に冴えまくるのだ。『羊たちの沈黙』にもこれの残滓が窺える。(cinemascape) kenironkun.hatenablog.com