ことばの錯覚
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『セザンヌの犬』(古谷利裕,2024)、その1
わたしでもよかったはずの「あなた」が、それでもなお「あなた」でなくてはならないのはなぜか セザンヌの犬 (いぬのせなか座叢書, 7) 作者:古谷利裕 いぬのせなか座 Amazon 古谷さんの小説の際立った特徴の一つに、多くの場面で「あなた」が、小説空間の中の基点として主役のように立ち回ることが挙げられる。この「あな…